閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

名作『冬冬の夏休み』日本でDR化した経緯

名作『冬冬の夏休み』日本でDR化した経緯

2016年03月18日

 ホウ・シャオシェン監督の名作『冬冬の夏休み』が、デジタル・リマスター版で劇場公開されることが決まった。配給会社の熱帯美術館が買い付け、台湾の倉庫に眠っていた状態の悪いフィルムを、日本の東京光音(センター所在地:東京都渋谷区/取締役社長:三鬼浩)が修復し、デジタル・リマスター化を実現した。

 1984年に製作された『冬冬の夏休み』は、祖父の住む田舎でひと夏を過ごす幼い兄妹を通じて、自然の美しさや子供たちの友情を描く牧歌的な作品。ホウ・シャオシェン監督の『恋恋風塵』とともに、5月21日(土)からユーロスペースを皮切りに全国順次公開される。製作から30年以上の時を経た『冬冬の夏休み』が、色鮮やかに蘇るまでの経緯を、熱帯美術館の池田史昭取締役、東京光音の亀谷篤志営業グループ主任に聞いた――。


 熱帯美術館は、2014年夏にヒューマントラストシネマ渋谷などで特集上映「三大映画祭週間 2014」を……

この記事の全文は「文化通信.Pro」の定期購読者のみ閲覧できます。