閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

東宝『ロクヨン』、披露に佐藤ら豪華俳優陣

【FREE】東宝『ロクヨン』、披露に佐藤ら豪華俳優陣

2016年03月09日
 東宝配給『64‐ロクヨン‐前編』の完成披露試写会が7日夜、東京国際フォーラム ホールAで行われた。

 「半落ち」「クライマーズ・ハイ」など数々の名作を生み出した横山秀夫が7年ぶりに世に放った衝撃作を、前後編で映画化した。試写会の会場は4300人が詰めかける大盛況となり、上映後の舞台挨拶に登場した監督、出演者らをスタンディングオベーションで迎えた。

 この日は、瀬々敬久監督、出演の佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二、仲村トオル、吉岡秀隆、瑛太、永瀬正敏、三浦友和、原作者横山秀夫の総勢17名の超豪華な顔ぶれが横並びで挨拶し、会場の大歓声に応えた。スタンディングオベーションを目の当たりにした佐藤は「年をとって涙腺が弱くなった…」と涙ぐむ様子を見せ、綾野も「(お客さんが)お立ちになるのを見て目頭が熱くなった」と万感の表情で喜びを語った。

 登壇者は、挨拶の中で一様に豪華出演陣と共演できたことに充実感をにじませ、榮倉は「佐藤さんが『これだけ命を削った作品は久しぶり』とおっしゃっていた。主演が胸を張ってそう言える作品は素晴らしいし、同じ舞台に立たせてもらって嬉しい」と語った。

 瀬々監督は「原作があってからこそできた作品。みんな大切なものがあっても、しまったり置き忘れているかもしれない。それを見つけようとする映画。スタッフ・キャストが心血を注いで作った」と力強い言葉で述べ、佐藤は「後編は(前編とは)全く別の側面を見せる。全てのピースが1つになり、1つの映画になる」と上映後の余韻漂う客席の後編への期待を煽った。前編の公開は5月7日、後編は6月11日。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。