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東宝『暗殺教室~』製作報告会見に羽住監督

【FREE】東宝『暗殺教室~』製作報告会見に羽住監督

2016年02月24日
『暗殺教室~卒業編~』製作報告会見、マイクを持つのは羽住監督 『暗殺教室~卒業編~』製作報告会見、マイクを持つのは羽住監督

 東宝配給『暗殺教室~卒業編~』(3月25日公開)の製作報告会見が22日、丸の内・東京国際フォーラムで実施され、羽住英一郎監督、原作者の松井優征、キャストの山田涼介、二宮和也、菅田将暉、山本舞香、桐谷美玲、知英、成宮寛貴、椎名桔平が登壇した。

 原作は累計発行部数2千万部を超える大ヒット漫画(集英社刊)。タコ型超生物「殺せんせー」と落ちこぼれ生徒たちの成長物語を描いた人気作。

 映画版では前作『映画 暗殺教室』が昨年3月に公開され、15年上半期邦画実写観客動員ランキングNO.1を獲得するなど話題を呼んだ。続編となる同作は、原作と製作陣が連動して挑む実写化プロジェクトとして展開されている。原作が3月中を目途に終了を予定しており、映画版もこれに時期を合わせて完結する。脚本開発時、松井氏は未発表の原作資料を製作サイドに提供し、設定の細部に至るまで監修役として携わってきた。

 このことについて松井氏は「漫画『暗殺教室』はスタート当時より、ほぼ全ての物語が決まっていた。特にエンディングはこれじゃないとダメだというのがあった。それじゃないと、一番伝えたいことが伝えられなくなる。だからといって原作が終わってから、映画を作り始めたら、タイムリー感が損なわれてしまう。そういった経緯でこちらから製作サイドに先の提案をさせて頂いた。羽住監督は原作を大事にしてくれる方で、何度も私の仕事場までお越し頂いて、入念に話し合えた。満足のいく脚本に仕上がった」と話し、「これからクライマックスに向けて、漫画の方を書いていくが、今ここにいるキャストの皆さまにとっては、演じた役が後から書かれていくという、あまりない感覚を味わって頂けると思う」と説明を続けた。

 これを受けて羽住監督は「一番難しいのは映画を観終わった原作ファンが、どういう気持ちになるのかなという所。未知のところに行く、不思議な気持ち。また映画はどうしても2時間にしなければならないので、ゴールが一緒でも、登り方は異なる。松井さんとは特に通過すべきチェックポイントについて打ち合わせを重ねた。同じ想いになってから撮りたかったし、とてもいい仕事だったと思う」と振り返った。

 また当日は予告編が解禁された。続編では前作でベールに包まれていた、殺せんせー誕生の秘密に迫る内容であること、殺せんせーの声の出演に留まっていた二宮和也も生身で出演することが明らかになった。製作委員会はフジテレビジョン、集英社、ジェイ・ストーム、東宝、ROBOT。制作プロダクションはROBOT。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。