閲覧中のページ:トップ > 映画ニュース >

『ザ・ウォーク』、ゼメキス監督来日会見

【FREE】『ザ・ウォーク』、ゼメキス監督来日会見

2015年10月22日
『ザ・ウォーク』ゼメキス監督、来日 『ザ・ウォーク』ゼメキス監督、来日

 第28回東京国際映画祭のオープニング作品としての上映が決定した『ザ・ウォーク』(SPE配給/1月23日公開)。21日、監督のロバート・ゼメキス、プロデューサーのジャック・ラプキーの来日記者会見が行われた。

 作品の舞台は1974年。当時世界最高層だったニューヨークのツインタワービル「ワールドトレードセンター(WTC)」間をワイヤーで繋ぎ、命綱なしで歩いた実在の人物フィリップ・プティを描く物語。

 会見場所は聖路加ガーデン47階に位置するレストラン(中央区)。東京湾を見下ろすことができる高層タワーだが、WTCはおよそ2倍の528メートルあった。そのタワー間42・67メートルを歩行したプティ氏をモチーフにした理由、出会いなどをそれぞれが語った。

ゼメキス監督 実在する人間を扱った作品は、実は本作が初めて。我々がまだ無垢だった時代、そんな時代を生きた人間を描くことで現代に反映できる何かあるのではと感じた。プティ氏に惹かれたのは、アーティストとしての情熱。これは多くの人に理解されるはず。映画でなければ表現できないスペクタクルを表現するべく制作した。

ラプキーP ゼメキス監督が18ページの子供向けの本を持ってきたのが始まり。その本の魅力を「何か響くものがある」と熱く語り、「映画化へのビジョンが見えている」と言っていた。長年共に仕事をしてきて彼が、「何かある」と話したものは、(映画として)面白くなると分かっている。また、私はニューヨーク出身でプティ氏が天空歩行した時も市内にいた。プティ氏の物語でもあり、WTCの物語でもある。だが、何か意味ありげにしたわけではない。ニューヨークのシンボルだったWTCに、誇りと愛情を持って描いた。

※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。