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角川40周年『セーラー服~』会見に橋本環奈

【FREE】角川40周年『セーラー服~』会見に橋本環奈

2015年06月24日
 角川映画40周年記念作品『セーラー服と機関銃-卒業-』の製作発表&主演決定記者会見が23日午後、東京・港区の品川プリンスホテル内で行われ、橋本環奈(主演)、前田弘二(監督)、高田亮(脚本)、赤川次郎(原作者)、井上伸一郎(KADOKAWA代表取締役専務)、菊池剛(企画プロデューサー)の各氏が登壇、それぞれ映画にかける抱負を語った。

 『セーラー服と機関銃~』は、『犬神家の一族』('76)が公開されスタートし、2016年で40周年を迎える“角川映画”の記念作品。1981年12月に公開され一大ブームを巻き起こし、翌年の邦画興収第1位(47億円)を記録した“角川映画”の代表作の続編で、その後2度もTVドラマ化された、角川40周年の歴史が誇る伝説タイトルシリーズの最新作となる。かつて、映画は薬師丸ひろ子、TVドラマは原田知世('82)、長澤まさみ('06)がヒロインを演じた。今回この主人公の星泉(ほしいずみ)役に選ばれたのは、「1000年に一人の逸材」「天使すぎるアイドル」と話題沸騰中の橋本環奈(16歳)。アイドルグループ「Rev.from DVL」の一員として活躍する彼女が、映画初主演を果たす。監督は『婚前特急』『夫婦フーフー日記』を手掛けた若き才能・前田弘二。脚本は『そこのみにて光輝く』で第88回キネマ旬報日本映画脚本賞を受賞した高田亮。2016年春公開。

井上代表取締役 来年(2016年)角川映画は40周年を迎えます。この間、数多くの作品を発表してきました。新時代に向けて、我々はいくつかの目標を掲げました。一つは角川映画のリ・ブランディングです。二つのターゲットを意識してこれからのKADOKAWAは製作していきます。一つはかつて角川映画を見ていた当時10代から20代の若者たちで、現代日本社会で中核を成す世代です。もう一つは現在の10代から20代の若者たちです。また優良コンテンツの創出とプレミア化を目指していきます。才能に恵まれた新しい監督や脚本家、原作者、そして新しい役者を世に送り出すお手伝いを出来ればと思っています。橋本環奈さんと出会って、彼女に合う作品は何がいいだろうと熟考を重ねてたどり着いたのが、この『セーラー服と機関銃-卒業-』であります。過去に薬師丸ひろ子さん、原田知世さん、長澤まさみさんが演じた星泉という役、生半可な女優では演じきれません。なおかつフレッシュな女優でしか演じきれません。やっぱり橋本環奈だろうとこの企画が決定しました。

赤川次郎 20世紀の終わりに生まれ、21世紀に育ってきた女優が、ヒロインを演じる時代になった。薬師丸さんが20世紀の星泉だとしたら、橋本さんに21世紀の星泉をフィルムに刻んでいただきたいと思います。

橋本環奈 私にとっては憧れであった薬師丸さんの代表作である『セーラー服~』の星泉という大役をまさか自分が演じさせていただくとは思っていませんでした。夢の途中にいるようです。
※記事は取材時の情報に基づいて執筆したもので、現在では異なる場合があります。